【不登校復帰の下準備】スムーズに友だちや学校生活に馴染むには

不登校の悩み解決

不登校の子どもでも、子どもの性格によって友だちとの関係性は大きく二つに分かれます。

  • 不登校中でも学校に通っている友だちと普通に交流があるタイプ
  • そうではないタイプ

そこでこの記事では、不登校のタイプ別に友だちとの関わり方を検証した後、それぞれどのようなアクションをとれば『復帰後スムーズに学校になじむことができるか?』について解説していきます。

学校が嫌!でも友だちとは仲がいい場合


まずは学校に通っていなくても、友だちとの交流を頻繁にとっている子どものケース。

比較的社交性が高く、外的要因よりは内的要因で学校に行けていない子どもに多いパターンです。

その中でも主に以下の二つのパターンに分かれます。

  • 友だちには会いたいけれど学校に不安があるタイプ
  • 学校に嫌な記憶があるけれど心を許せる友だちはいるタイプ
  • 友だちには会いたいけれど学校に不安があるタイプ

    特に先生や友だち関係で嫌な思い出があったわけではなく、むしろ学校に行くことを本心では強く望んでいるタイプです。

    ただし身体的理由や、緊張による身体の反応、もしくは学校に対する漠然とした不安が原因で登校することができません。

    このタイプの特徴は、学校を休んでいる期間でも身だしなみを整えたり、オシャレに気を使ったりします。

    女の子であればファッション雑誌を読んだり、メイク用品を揃えることも好きでしょう。

    学校の友だちとのLINEも頻繁に交わしていて、学校以外の目的で友だちと会う時は普通に外に出ることもできます。

    授業には出れないけれど、部活や習い事には参加できるタイプも含まれます。

    学校に嫌な記憶があるけれど心を許せる友だちはいるタイプ

    不登校のきっかけが、学校で起きた人間関係の場合があります。

    表立ったいじめやLINEなど陰のいじめ、イジリの悪化・教師からの叱責・体罰・差別・・・etc

    また、なんとなく輪の中に入れない。

    空気を読むことが苦手、どうして周りが楽しんでいるのか理解できないなど、漠然とした疎外感をクラスメイトに持っているパターンも含みます。

    一方で、そのような息苦しい集団生活の中でも、気質が近く心を許せる友だちを持っている子どもがいます。

    心を許せる友だちを持った子は、塾や習い事みたいな行動を共にすることを約束された校外学習には参加できたりします。

    不登校でも学校の友だちがいるタイプの子どもの復帰方法

    不登校でも学校の友だちがいるタイプの子どもの復帰方法
    不登校中でも友だちとの関わりが途絶えていない子どもの効果的な復学方法について紹介していきます。

    学校にスムーズに行けるようにしておくためのチェック項目は以下の通りです。

  • 子どもの交友関係を把握しておく
  • 学校での様子を先生に聞く
  • 友だちの親と連絡を取り合う
  • 子どもの交友関係を把握しておく

    子どもが普段どの子と仲が良くて、頻繁に連絡を取り合っているかを知っておくことが大切です。

    ただしこっそりと子どものスマホをチェックすることはやめましょう。

    どのようなお友だちがいるかは、普段の子どもとの会話から上手に聞き出していくことが大切です。

    可能であれば、大切な友だちを家に招くように提案してみましょう。

    また子どもが信頼している友だちと遊びに行くことを、「学校に行っていないから」という理由で禁止するのはやめましょう。

    学校での様子を先生に聞く

    学校に通っていたときの交友関係は、親ではなく担任の先生の方が把握しています。

    さらに学校の先生を通して子どもと仲良しだった友だちに、子どもが学校に行きづらくなってしまった原因を聞いてもらうこともできます。

    そのためには普段から親が、担任の先生と頻繁に連絡を取り合うようにしておきましょう。

    担任の先生とできるだけ多くの共通認識を持っておくと、その後の対応がスムーズです。

    友だちの親と連絡を取り合う

    チェック項目の中では、私は一番大切な要素だと思っています。

    理由は、子どもの友だちの親と関わりを持っておくことで後々大きな助けになるからです。

    たとえば、小学校であれば一緒に登校するようにお願いする。放課後や休日は一緒に遊ぶ約束をしてもらうなどあります。

    親御さんの中には、子どもが不登校であることに後ろめたさを感じ、なかなか相談できないかもしれません。

    しかし私の経験上、きちんと腹を割って本音で話をすれば不登校に対する偏見を持っていない親御さんの方が圧倒的に多いです。

    さらに親同士が仲良くなることで、子育ての悩みをお互いに相談し合うこともできます。

    子どもを通してかけがえのない友だちができれば、親にとっても心の大きな支えになるでしょう。

    ポイント

    学校に友だちがいるタイプの不登校の場合、 「子ども本人」「子どもの友だち」「担任の先生」「友だちの親」との関わりを密に持っておくことが大切です。

    子どもを中心をした三つのトライアングルを持つことで、状況を把握しやすくなると共を、みんなで協力して不登校克服を目指すことができます。

    学校も友だちも嫌な場合

    学校も友だちも嫌な場合
    次は学校も友だちも嫌な場合の不登校についてです。

    心を完全に閉ざしてしまっているケースも多く、子どもの対人コミュニケーションに不安を持っている親御さんも多いでしょう。

    学校の友だちも嫌なケースは、大まかに以下の三つのパターンに分かれます。

  • いじめや仲間外れなどの外的要因
  • コミュニケーションスキルの未発達
  • 自分の居場所が明確な孤高タイプ
  • いじめや仲間外れなどの外的要因

    友だち関係に不満を持つ決定的な出来事があった場合です。

    このようなケースは残念ながら学校に改善策を求めても、あまり効果がありません。

    無理に登校を促すことで、かえって状況が悪化してしまうことがあります。

    ただし、環境が変われば一気に不登校から脱却するチャンスが巡ってきます。

    進級などによるクラス替えや、転校で自分の居場所を変えることです。

    コミュニケーションスキルの未発達

    何らかの原因で本人に、対人関係をうまく築けないパターンがあります。

    幼少期から人と目を合わせることがない・何にも興味を示さない・自分の好きなことにだけ没頭する・親を後追いしない・・・などの心当たりがある人は、一度専門のカウンセリングに診てもらうことをおすすめします。

    自分の居場所が明確な孤高タイプ

    友だちがいないのではなく、あえて作らない選択をしている子どももいます。

    それは今の学校に友だちはいないと見限っているかもしれませんし、友だち関係を築くよりももっと大切な何かが本人にあるのかもしれません。

    このような孤高タイプに、無理に友だちを作ろうと提案することは建設的ではありません。

    親としては不登校でいることに不安を感じるかもしれませんが、このタイプは学習意欲が高い子どもも多いので、好きなことに没頭できる時間を提供すれば驚くような才能を発揮することがあるでしょう。

    学校も友だちも嫌なタイプの子どもの復帰方法

    学校も友だちも嫌なタイプの子どもの復帰方法
    学校も友だちも嫌なタイプの子どもには、親としてもより慎重な対応が必要です。

    ぜひ家庭だけの問題として解決しようとせず、専門の力を借りるようにしてください。

  • 不登校の原因を明らかにする
  • 専門の機関に相談をする
  • リアルの友だちだけが友だちではない
  • 不登校の原因を明らかにする

    外的要因による対人恐怖症の疑いがあるのであれば、その元凶を明確にすることが大切です。

    犯人探しというよりも、どのように状況が変われば恐怖心を持たずに学校に行けるかどうかを本人と一緒に探していきましょう。

    場合によっては戦うことよりも、本人にとって居場所が良い場所を新たに見つけることの方が大切な時があります。

    専門の機関に相談をする

    まずは担任の先生に相談をして、子どもの友だちとの関わり方について気になるところを教えてもらいます。

    その上で心理カウンセラーや、児童心理に詳しい専門職の人に面談を依頼しましょう。

    また少しでも交流のあった子どもの友だちの親と、関わりを持とうとすることも大切です。

    もしかしたら良い報告ばかりではないかもしれません。

    周りからの話を聞くほど、子どものコミュニケーションスキルについての悩みが深くなってしまう可能性もありますが、それは次のステップへの第一歩です。

    リアルの友だちだけが友だちではない

    孤高タイプであえて学校に居場所を作らない子どもにとっては、ネットでの世界が自分のパフォーマンスを最大限に出せる場所かもしれません。

    昔に比べてバーチャルの世界はよりリアルに変貌を遂げています。

    そのため親世代が、「学校で友だちを作らなくては」という古い考えから卒業しなくてはいけません。

    世界は広いのです。

    同じ日本に、または世界のどこかにいる友だちとつながることで、子どもの未来への可能性は広がっていきます。

    焦ることはありません。

    不安を持つ前に、子どもがどんな世界に夢中になって、どんな友だちとつながっているかを知る努力をしていきましょう。

    不登校の子どもが学校に復帰しやすいタイミングについて

    不登校の子どもが学校に復帰しやすいタイミングについて
    もともと学校に友だちがいるタイプや、状況が変われば学校に通う意欲のある子どもには、学校に復帰しやすいタイミングというのがあります。

    最も効果的なタイミングは、その友人関係を上手に活用できるタイミングです。

    例えば以下のようなタイミングが挙げられます。

  • 遊んだ日の翌日
  • 校外学習のタイミング
  • LINEを効果的に使う
  • 遊んだ日の翌日

    遊んだ日の翌日
    できれば同じクラスのお友だちが理想的です。

    放課後や休日を狙って、なるべく仲の良いお友だちと遊ぶ機会を設けましょう。

    その中で翌日の学校での約束を子ども同士で交わすことが一番効果があります。

    大人との約束は子どものプレッシャーになりますが、「明日の中休み一緒に遊ぼうね!」「一緒に移動教室に行こう」という友だちとの約束は果たそうと頑張ります。

    校外学習のタイミング


    不登校で学校に行っていない日が続くと、教室の自分の席に座ることがとても高い壁になります。

    一方で修学旅行や学園祭など、みんながワイワイガヤガヤと方々に散っている状況の中だとスッと入っていけることがあります。

    久しぶりに学校に行っても、みんなの視線が自分に集中しないようなタイミングを狙うと良いでしょう。

    LINEを効果的に使う

    LINEを効果的に使う
    友だちとのLINEのやりとりがきっかけで、学校に行こうという気持ちが芽生えた事例を何人も知っています。

    親世代からはあまりよく思われていない子ども同士のスマホの連絡手段ですが、不登校の子どもにとっては唯一クラスメイトと繋がっていられるツールでもあるのです。

    子どもには子ども同士でしか分からない「心を解凍する言葉のやりとり」があります。

    LINEを通じて、仲間の中に自分の居場所を感じることも現代の子どもならではです。

    ぜひ子どもにとって重要なツールを、むやみに制限することがないようにしてください。

    復帰後も学校に馴染み続けるためには

    復帰後も学校に馴染み続けるためには
    いざ不登校の子どもが学校に通い始めでも、いつかまた行けなくなってしまう日がくるのではないか・・・と思ってしまうのが親の心理です。

    そのような時に助けになるのは、やはり友だちの存在かもしれません。

    親として、子どもが復帰後も楽しく学校に通い続けられるために心がけることについて最後に紹介していきます。

  • 子どもの友だちを好きになろう
  • いつでも休むことは受け入れる心構えでいる
  • 子どもの友だちを好きになろう

    親が、自分の子どもと関わってくれる友だちに対して感謝の気持ちを持つことが大切です。

    間違っても見た目で判断して子どもの友だちをけなすことがないようにしましょう。

    できれば普段の会話から、友だちとの楽しかったエピソードについていっぱい質問するようにしてみてください。

    「本当にいい友だちを持ったね」と常日頃から伝えることで、子どもの自己肯定感やコミュニケーション能力が高まっていきます。

    いつでも休むことは受け入れる心構えでいる

    「くじけそうになったらまたいつでも休めばよい」と親の方から伝えることで、子どもの気持ちはだいぶ軽くなります。

    「そんなこと言ったら、すぐにまた楽な方の環境に戻ってしまうのではないか?」と不安になる親御さんも多いですよね。

    でも実際にはその逆なんです。

    いつでも羽を休めることができるホームがあることで、子どもは大きく羽ばたいていけます。

    逆に「もう大丈夫でしょ?」と期待されている方が、子どもにとってプレッシャーになり、親を悲しませないように無理をするようになります。

    家庭の中で子どもの心に自信がつけば、成長と共に子どもは友だちに優しさを求めていくようになります。


    友だちに依存する日がくれば、親として不登校の子どもに関わり続ける日の終わりに向かっている証拠です。

    まとめ

  • 学校が嫌で友だちとは良好なタイプ→スマホなどを使い交友関係を良好にしておく
  • 学校も友だちも苦手なタイプ→専門家の力を借りる
  • 復帰しやすいタイミングを知る
  • 不登校でも友だちの交流があるタイプの子どもについて、効果的な復帰に向けたポイントについて紹介してきました。

    友だちは、親が入り込むことができない子ども同士の聖域です。

    だからこそ不安になることも多いですが、1人の友だちを通して得た活力は大人が何人がかりでフォーローする力でも叶いません。

    ぜひ学校に行っていない間の子どもの交友関係が途絶えないような配慮を、たくさんしてあげるようにしてください。

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