【不登校体験談】「学校に行きたくない」という息子にかけた言葉

脱不登校できた体験談

今回私の息子の不登校体験談です。

私たちが出した結論は、

『学校に行かなくても大丈夫!生きていることが大事!!』

ということです。

この結論を出した理由を体験談でまとめました。

突然の登校拒否。理由はまったくわからなかった


息子の登校拒否は小学二年生の頃始まりました。

ある朝、息子がいつまで経っても学校へ行かないのでどうしたのかと問うと「もう学校に行きたくない」ということでした。

私は驚きました。

その時私はどう答えるべきか迷って「そうか……じゃあ、今日は休もうか」と言いました。

妻とも相談して、その日は学校を休むことになりました。

幸い、妻はその日仕事が休みだったので残って息子を見ていてくれることになりました。

私はそのまま仕事に行きましたが、仕事中もずっと息子のことが気になって仕方ありませんでした。

息子の性格ついて

息子は優しい子。いや、むしろ優しすぎるのかもしれません。

優しすぎる息子は、ダンゴムシや蝶、おたまじゃくしや猫など色んな動物を家に持って帰ります。

「どうしてそんなにたくさん動物をっ持って帰るの?」

と私が訊いたところ、

「かわいそうだったから」

息子が持って帰る動物たちは皆一様にどこかを怪我していたり、雨に打たれて死にかけたりしていました。

息子は弱っている生き物を見ると、放っておけないやさしい性格なんです。

けれど残念なことにそういう弱った生き物は、うちに連れ帰ってもほとんどすぐに死んでしまいます。

今うちで元気に生きているのはキジトラのルイだけです。

私は人を思いやれる子に育ってほしいと願っていましたから、そんな優しい息子が大好きです。

ですが一方でその優しさゆえに彼はこの先深く傷つくのではないだろうかという心配もありました。

そして息子が不登校になった時、まずそのことが頭をよぎりました。

不登校について、口を閉ざした息子


息子はなかなか不登校の理由を話してくれませんでした。

家にいる間、彼は明るいのですが、不登校の話になると口を重く閉ざしました。

妻が尋ねても、私が尋ねてもダメでした。

妻の弟の話

ある時、私は妻に息子をカウンセリングに連れて行ってはどうかと話しました。

登校拒否の理由を私たちに話すのは無理でもカウンセリングの先生になら話してくれるのではないか?

そう妻に提案しましたが、妻は首を振りました。

妻が首を横に降った理由は、彼女の弟でした。

「私の弟はね、昔チック(意思に反して体が小刻みに動いてしまう病気)だったの。おかしいと思った両親が、病院に連れて行ったらそう判断された。それから両親は弟を色んなカウンセリングに連れていった。理由はね、チックは何か心の傷から生じてるんじゃないかって思ったんだよね。それから何年かしてチックは徐々に治った。もちろん、両親は大喜びだったよ。やっぱりカウンセリングに行かせて良かったってね。。。」

たぶん自分が妻の両親だったとしても同じことをしたと思います。

心のことはプロに頼むしかない。

けれど、妻はその判断が必ずしも正しいわけではなかったと言いました。

「弟は辛かったんだって。カウンセリングに行くことが。病院に通わされるのがなんだか見捨てられたみたいな気がしたらしいの。自分たちでは手に負えないから後は任せた、そんな風に自分はカウンセリングに通わされてるんだって、そう思ったみたい。家にいる時も家族の態度がよそよそしくて、なんだかのけ者にされたみたいな気分だったんだって。だからね、あの子(息子のこと)をカウンセリングに通わすのも、特別扱いするのもやめたほうがいいと思うんだ。。。」

不登校のなった息子に対して正しい寄り添い方とは

不登校のなった息子に対して正しい寄り添い方とは
妻の話を聞いて、私は後頭部を思いきり殴られたような衝撃を受けました。

良かれと思ってしたことが子どもを傷つけることもあるのです。

子どもが本当に何を望んでいるのかちゃんと考えなければなりません。

私は息子が何を望んでいるのか考えました。

そして分かったことが幾つかあります。それは以下のようなことです。

  • 私たち(親)が学校に行っていた時と同じように接すること
  • 不登校の理由について訊かないこと
  • 学校の話をしないこと

私はそれらを徹底して守りました。

時折学校の話題が口をついて出ようとする時がありましたが避けるようにしました。

そして代わりに彼が好きな食べ物の話とか好きなアニメの話をしました。

そういう話をしている時、息子はとても楽しそうです。

私も小学生の息子というフィルター越しでは見れなかった息子が見れた気がして嬉しかったです。

触れられたくない部分は大人だろうと子どもだろうとあります。

そこに触れてはいけません。

しかし逆に触れて欲しい部分というのも大人、子ども問わずあるものです。

それに触れることで、相手のことをより深く知れ、信頼も深まります。

子どもに寄り添うとはこういうことだと私は思うんです。

不登校になった理由を教えてくれた


その日は唐突にやってきました。

それは息子が学校に行けなくなって半年が経とうとした頃でした。

ある夜、私と一緒にTVを見ていると息子は突然、

「学校いきたくない」

と突然言い始めましたが、すぐに『なぜか?』は問いませんでした。

そして、息子が話しを続けるのを待ってたところ、

「友だちがいじわるされてるんだ。」

彼はそれから自分が学校に行きたくなくなった理由を途切れ途切れに話し始めました。

話によると、彼にはよく遊んでいる友だちがいます。

その子はとても元気な子で友だちも多かったのですが、ある日、給食中体調を崩し食べたものを全部吐いてしまったそうです。

それを見たクラスメイトが彼のことをからかうようになり、やがていじめへと発展。

その男の子はクラスの人気者から一気にいじみの対象になってしまったそうです。

息子はそれでも彼のことが好きでまわりにいじめは良くないといい続けました。

しかしそれはかえって火に油を注ぐ結果になり男の子のいじめはさらにエスカレート。

息子もまたいじめられるようになったのだと言います。

そして息子はあまりにかわいそうな友だちを見ていられず、自分もいじめにあった苦しさから学校に行けなくなったのでした。

「学校に行きたくない」という息子にかけた言葉

「学校に行きたくない」全てを話し終えた息子はもう一度重ねて言いました。

その姿が一瞬、昔の自分と重なります。

そして私は思い浮かべました。あの時自分が言って欲しかった言葉を。

「行かなくてもいいよ」

私は言いました。

「〇〇(息子の名前)は正しい。苦しかったね。気づいてあげられなくてごめんね」

私の答えを聞いて息子は声をあげて泣きました。

そして私の胸の中に飛び込みました。

息子を抱きしめながら、私もまた泣きました。

あの時泣けなかった幼い私が泣いていました。

おわりに

息子に訊いた話を私は妻にも話しました。

そして私がどう答えたかも。

妻はいい決断だと言ってくれました。

そして、妻もまた私と同じで息子が行きたくないのなら、行かなくていいと言いました。

いつか彼が自分から学校へ行きたいと思ったとき自分の意志で行けばいいと思います。

息子が学校に行けなくなってそろそろ一年が経ちます。

でも、別に問題はないように感じます。

一年や二年休んだって別に問題ありません。

生きていることの方が大事で、学校に行けなくても大丈夫。

不登校を抱える親御さんに言いたいのは「学校に行ってほしい!」という気持ちはあり、あなたの願いであります。

親としての気持ちはわかりますが、子どもの意志を尊重してください。

行きたくない子どもを無理やり学校に行かせるのは、拷問のようなものです。

行きたくないのなら無理に行かせなくてもいいのです。

もし、子どもが自分で「行きたい」と言ったらその時は優しく背中を押してあげてください。

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