【不登校】成績や内申書はどうなる?受験や進路に影響を与えたくない

不登校の悩み解決

子どもが不登校になると、大きく分けて二つ不安がでてきます。

『学校(社会)への復帰』
『将来の進路』

「今日は学校に行けるか?」という目の前のことを心配しながらも、子どもの将来について常に不安な気持ちでいるのが親心ですね。

そこでここでは、子どもの進路の問題について着目し、解決することを目的にまとめました。

まずは、学校に行っていない間の成績や内申書の問題について解説していきましょう。

授業やテストを受けない場合、成績や内申書(評価)はどうなるのか?

授業やテストを受けない場合、成績や内申書(評価)はどうなるのか?
子どもが不登校で学校に行けなくても、登校している生徒と同じような条件で成績を判断してくれる学校が増えています。

ただしこのような評価をしてくれるのは義務教育まで。


高校以上は単位が足りないと留年するので、義務教育と同じようにはいきません。

では、義務教育中(中学生まで)はどのように不登校の子どもを評価しているのでしょうか?

不登校でも内申書の評価を下げない方法は以下の通り。

・別室で授業やテストを受ける
・在宅学習の成果を提出する

別室で授業やテストを受ける


不登校でみんなと一緒に机を並べなくても、別室や時間をズラすことで学校で学ぶことができます。

この行動が、登校しているのと同じように見なしてくれる学校が多いです。

実はこのような計らいは、ここ10年ぐらいの間で浸透してきました。

一昔前までは、「みんなと一緒に授業を受ける」が成績を評価するための最低条件でした。


昭和の教育を受けていた親御さんにとっては、このような価値観が根強い。

だから、余計に不安に感じてしまいますよね。

しかし現在では、「多様な学び方」が受け入れられる教育方針に変わっています。

どんな環境で学んできたか?よりも、「結果」の方を大事にする時代です。

さらに、別室登校で学ぶ意志を見せていくことで、出欠の判断を下す校長先生の印象を良くする効果もあります。

ほかにも学校にお願いをすれば、子どもが受けやすい環境で定期試験を受けることも可能です。

不登校の理由は様々なので、他の生徒の視線がないところで受けることで実力を発揮する子どもも多いです。

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在宅学習の成果を提出する


学校だけではなく、在宅学習やオンライン学習で子どもの学習意欲を評価してくれる学校は多くなっています。

たとえば、以下のような方法。

    ・学校から配布されるプリント
    ・通信講座やオンライン学習
    ・教育支援教室
    ・民間のフリースクール

これらの学習スタイルを取り入れることで、学校と連携を取りながら学習の成果を成績に取り入れてもらうことができます。

しかし注意点が二つあります。

・学校が認めた学習方法であること
・学習の経過状況を定期的に報告すること

この2点がしっかりと認められないと、自習の成果を評価してもらうことは難しいです。

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テキトーに見つけた勉強方法では、成績はつけてもらえないということですね。

したがって子どもがどのような勉強方法で学力を保っていくかを、事前に学校と相談することが大切です。

その上で定期的に学校に進捗状況を報告し、積極的に内申書を下げない正当な評価をしてもらうように努めましょう。

できれば子ども本人の口からが良いですが、ムリなら親からの報告でも大丈夫です。
ポイント!

子どもの内申書を他の生徒と同じように評価してもらうには、どれだけ密に学校と連絡を取り合えるかがポイントです。

どれだけ学校に苦手意識があったとしても、最終的に評価を認めてもらわないといけない相手は学校です。

子どもの心の回復が整うまでは、親が積極的に学校に出向いて子どもの状況を報告するようにしていきましょう。

学校を管轄している文部科学省が発表している学習評価とは?

学校を管轄している文部科学省が発表している学習評価とは?
文部科学省が不登校に関して発表している「学習評価に関する資料」

わかりやすく解説していきます。

文科省の学習評価に関する基本的な考え方

・学習評価は学校における教育活動に関し、子どもたちの学習状況を評価するものである。

・各教科については、学習状況を分析的に捉える観点別学習状況の評価と、総括的にとらえる評定とを、学習指導要領に定める目標に準拠した評価として実施することが明確にされている。

・学習評価を行うにあたっては、子どもたち一人一人に学習指導要領の内容が確実に定着するよう学習指導の改善につなげていくことが重要である。”

引用「文部科学省 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1364317.htm(平成22年1月教育課程部会報告より)」

このままの文章だと、とても分かりづらいですね・・・。

この学習評価に関する考え方で重要なポイントは、

      ①学校内で行った教育活動を評価すること
      ②各教科ごとの学習指導要領に定められた学習を行うこと
      ③学習指導要領に基づいて、一人一人に適切な学習方法を定着させること

以上の3点についてが基本スタイルです。

①に関しては不登校の子どもには当てはまりませんが、②③に関しては自宅での学習でも取り入れることができます。

学習評価の改善に関する基本的な考え方

つづいては、一人一人に合わせた評価の仕方についての文科省の考え方です。

・学習評価を通じて、学習指導の在り方を見直すことや個に応じた指導の充実を図ること。

・学校における教育活動を組織として改善することが重要であること

・その上で新しい学習指導要領の下における学習評価の改善を図っていくためには・・・
※キメの細かな指導の充実や児童生徒一人ひとりの学習の確実な定着を図るため、学習指導要領に示す目標に照らしてその実現状況を評価する。

目標に準拠した評価を引き続き着実に実施すること。

※新しい学習指導要領の趣旨や改善事項などを学習評価において適切に反映すること。

※学校や設置者の創意工夫をいっそう生かすこと。

引用「文部科学省 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/10/10/1409925_3.pdf(平成22年5月初等中等教育局長通知より~一部省略)」

こちらも文章が堅いので要約すると、

      ①生徒1人1人に合わせた学習方法を取り入れていくこと
      ②一人の生徒のことに学校全体で向き合っていくこと
      ③学校に通って指導要領に従うことだけが評価ではなく、指導要領に定めた目標に対してどれだけ達成できたかを評価の対象にすること。
      またそのための工夫を学校で行っていくこと。

となります。

このような補足要項があることで、かなり現代の教育が不登校の子どもにも焦点を合わせていることがわかりますね。

学校側も文部科学省が定義している通り、「個に合わせた評価」を実施しないと責務を果たしたことにはなりません。

さらに不登校の子どもに関しては、以下のような規定も設けられています。

・児童の良い点や進歩の状況などを積極的に評価するとともに、指導の過程や成果を評価し、指導の改善を行い学習意欲の向上に生かすようにすること。

引用「文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/sou.htm(小学校学習指導要領第1章ー第4ー2ー11)」

・小学校において各学年の課程の修了または卒業を認めるにあたっては、児童の平素の成績を評価してこれを定めなければならない。

引用「学校教育法施行規則第57条」

この2点は最終的に学校長が判断することです。

学校長は個人個人の生徒の学習の進捗状況を把握して、他の生徒と平等に「目標に対する学習の進捗状況」を評価しなくてはいけません。

ポイント!

文部科学省は、各年度ごとに定められた学習要領を、全ての生徒に評価していくことを定めています。

その上で「児童の実態に応じた多様な学習を促すこと」を強調。

学校に通って学ぶことだけが査定につながる考え方はすでに過去のものとなっています。

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出席扱いになるオンラインを使った学習内容とは?

出席扱いになるオンラインを使った学習内容とは?
不登校の子ども達に最も選ばれている学習方法がオンラインです。

選びやすい理由は、2つ。

①在宅で心身の状態を見極めながら自分のペースで勉強ができる。

②最もストレス少なく自分のペースで勉強行うことができる。

またオンライン学習を提供している会社も、積極的に文部科学省が定める学習指導要領を取り入れています。

学校の内申書を気にしている家庭は、まずは「学校の教科書の内容に準じているか?」をオンライン学習を選ぶ判断基準にしていくと良いでしょう。

オンライン学習を選ぶ具体的な目安として、

・学習指導要領 
・文部科学省
・不登校
・学校との連携

これらの文言が含まれていることで、どれだけ文部科学省の学習指導要領を重視しているか?や、不登校児童に対する理解度がわかります。

またある程度会員数が多くて知名度が高いオンライン学習を選ぶことも賢明かもしれません。

理由は、認知度が高くて情報が多い方が学校側としても評価がつけやすいからです。

オンライン学習を始める際の2つのポイント

①子どもが不登校であることを理解してもらい、学校の学習に沿った内容の教材であるかどうかを、オンライン学習の会社に問い合わせること。

②これから始めようとするオンライン学習によって、子どもを評価の対象に入れてもらえるかを学校に確認する。

事前にしっかりと確認しておかないと、その後思うような連携が成り立ちませんので注意してください。

学校は復学や進路に対してどんな対策をしているのか?

最後に実際に学校がどこまで、不登校の子どもの正当な評価に対応しているかについて添えておきましょう。

厳しいようですがはっきりお伝えすると、

・学校によってバラつきがある
・家庭によって差が出る

この2点が令和2年の現状です。

ただしコロナの影響によって、学校によるバラつきは改善されつつあります。


というのも、それまで在宅学習に対して懐疑的な考えを持っていた古いタイプの校長も、否応なしに多様な学習方法を認めざるを得ない環境になっているからです。

学校によっては積極的にリモート学習を取り入れているところもあります。


今後ますます「どこでも勉強できる環境」が当たり前になるのに比例して、「勉強の成果を柔軟に評価する」システムも整っていくでしょう。

そうなれば学校による不登校の子どもに対する評価のバラつきは減っていきます。

一方で文部科学省や学校の考え方がどんなに変わっても、最終的にやるかやらないかは各家庭に託されています。

子ども自身のやる気はもちろん、親自身がたくさん情報を集めて、自宅学習の成果を学校に認めてもらうよう働きかけていかなくてはいけません。

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まとめ

不登校でも成績や内申書の評価を下げない方法について紹介してきました。

ざっくりと重要な点だけをまとめると・・・

  • 文科省の定めで多様な学び方が認められるようになっている
  • 学習要領に即したオンライン学習の成果を、学校の評価に結びつけてもらえる
  • 成果に結びつけるために、「どのようなタイミングで何を提出すれば認めてもらえるか?」を、 学校と家庭とでしっかりと話し合っておく
  • この三つを実施すれば、義務教育期間中であれば他の生徒と同様に内申点を評価してもらうことができ、かつ受験に対しての準備をスムーズに行うことができます。

    ぜひ「情報」と「報連相」を大切にしてください!

    不登校でも出席扱いがほしい!サポート重視オンライン学習を比較
    学校に行くことができない。もちろん、塾や家庭教師も無理。だけど、将来を諦めたくない。同じ気持ちの親御さんはたくさんいます。そんな親子を支えているのがネット学習。ict教材なら基礎から学べて出席扱いにもなります。低いハードルからスタートし、飽きずに続けることができるの教材はどれなのか?おすすめランキングとしてまとめました

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