不登校を繰り返す。完全復帰・克服できるにはどうすればいいのか

不登校の悩み解決

「社会に出られる日は来るのだろうか?」「高校から行くという子供の言葉を信じてもいいのだろうか?」など、子供の不登校が長引くと将来の不安がどんどん大きくなっていきます。

また子供によっては調子良く登校できる日と、気分が落ち込んでまたしばらく引きこもってしまう日が波のように交互に訪れているタイプもいるでしょう。

そこでこの記事では、どうしても繰り返してしまう不登校の原因を探りながら、『どうすれば完全復帰に向けて自信をつけることができるのか』『繰り返す不登校の支援団体はあるのか』などを紹介していきます。

将来が不安!繰り返す原因を予想してみた

将来が不安!繰り返す原因を予想してみた
不登校を繰り返してしまう理由でハッキリしていることが、たった1つだけあります。

それは、「完治しないまま無理をしようとしていること」に他ありません。

不登校の症状はよく足の骨折に例えられます。

しっかりと正しい処置とリハビリをしていかないと、完治が長引いてしまうどころか、一生足が不自由になってしまいます。

具体的には、不登校をぶり返してしまう子供にはどのような原因があるのかを3つのポイントに絞って考えていきましょう。

不登校を繰り返す要因その1~心の骨折を認めない

不登校の子供に対して「怠け」「甘えているだけ」と一喝することは、本当は骨折しているのに「ただの捻挫でしょ」と言い放つことと同じです。

これはそもそも子供の気質がみんな一緒だと思っていることに大きな間違いがあります。

ご存知のように大人でもいろんな性格の人がいますよね?

逆行に強くポジティブ思考で意識高くいられる人もいれば、涙もろくて繊細で立ち直ることに時間がかかる人だっています。

これは身体的な面でも同じです。

同じ生活や食習慣でも風邪をひきやすい人とそうではない人がいるように、集団生活に対応していく力にも個人差があるのです。

友達からの何気ない一言で心が折れてしまったり、共感能力が高すぎるあまりに人といると極度に疲れてしまう人もいます。

特に強い意志で踏ん張ってやってきた親御さんほど、不登校の子供の心理を受け入れることができません。

そのために、とっくにポッキリ折れてしまっている子供の心に気が付かないまま、引きずってでも学校に連れて行こうとします。

不登校を繰り返す要因その2~家庭だけで解決しようとする

不登校を捻挫程度にしか思っていない親は、なかなか子供を専門の機関に連れて行き相談しようとは思いません。

中には熱心にネットや書籍の情報を集めて取り入れようとしますが、不登校に対する専門的知識に欠けているため、家族にとって都合のいいことしか知識に入れようとしない傾向があります。

解決の糸口が見えずに占いに頼ったり、願掛けや宗教に走ってしまう人もいるみたいです・・・。

さらに食べ物だけで改善しようとしたり、「今はチョット疲れてしまっているだけ。しばらく休んだらまた行くようになるハズ!」と楽観的に捉えすぎているご家庭も同様です。

骨折には専門医による外科手術と、その後の計画的なリハビリが必要です。

不登校を選択してまでSOSを出している子供に、親としてできることは専門の機関を探して正しい知識を身につけ、一緒になって解決策を学ぶことです。

お祈りや食べ物で解決するのなら、誰も不登校で苦労しません。

不登校を繰り返す要因その3~完治していない段階で無理をさせる

せっかく学校に行けるようになっても再び不登校になってしまう子供の多くは、学校に行かせるタイミングや学校に行ってからの行動に原因があります。

というのも多くの親は、子供が学校に行こうとすることに過度な期待を寄せてしまうので、「これで元通りの生活に戻れるかも!」とつい欲張った感情が生まれてしまいます。


一方子供は、親の期待に応えようとするので気丈に振る舞って必要以上に頑張ってしまいます。

ここでもう一度足を骨折してしまった時のことを想像してみてください

ギブスが取れてすぐに全ての授業に参加しようとするでしょうか?

昨日まで不登校だった子が「今日から学校に行く」ということは、昨日ギブスが取れたばかりの子供が体育祭に参加するのと同じぐらいの行動なのです。

どんなに子供が出たいと言っても、「今いきなり無理をするのは、長い目で見たら良くないのではないか?」という視点を親が持つことが大切です。

目的は今日学校に行くことではなく、社会と関わろうとする日にちを継続させること。そのためには復学に向けて段階的に、リバウンドが来ないような通学の仕方ができるようなスケジュール立てが重要です。

有料or無料?相談できる窓口や機関が知りたい

有料or無料?相談できる窓口や機関が知りたい
次に紹介するのは、正しい復学ができるための相談できる場所についてです。

先にも述べたように足の骨折には整形外科、心の骨折には児童心理の専門分野の援助を頼ることが大切です。

無料で相談できる窓口

最近では文科省も不登校の定義を明確にしていて、各学校にカウンセラーを配置することを義務付けしています。

学校の相談

窓口最初は一番身近な学校の中で相談できる人を見つけましょう。

担任の先生を窓口として、教頭先生やスクールカウンセラーなど、その学校で不登校の担当となっている先生に相談する

・市町村の相談窓口

学校の先生を通して、市町村で無料で相談できる窓口を紹介してもらいます。

役所に専門の窓口が設置されていたり、市町村のエリアごとに不登校の子供達が集まって勉強を行う教室が設けられています。(教育支援相談室など)

・不登校の会やセミナー

市町村で開催しているセミナーや、不登校の親同士がグループワークを行う会などにも積極的に参加してみましょう。

また普段は有料の支援センターで、情報を開示するための無料のセミナーや、初回だけ無料カウンセリングを受け付けている会社もあります。

有料で相談できる窓口

カウンセラー・精神科

不登校を専門にしているカウンセラーや、小児精神科があります。

ただし地域によっては極端にその数が少なく、初診までに3ヶ月以上待たなくてはいけないところも多いのが現状です。

不登校支援センター

民間で行なっている登校支援の団体を探してみましょう。

ネットで検索すると住んでいる地域の中にいくつかの団体を探すことができます。

多くの支援センターでは見学はいつでも自由だったり、初回の面談をリーズナブルに行ってくれるところも多いです。

実際に足を運んでみて、雰囲気などから子供の気質と合っているか?信頼できる団体なのか?ということを判断してみると良いです。

相談窓口を探すためのヒント

まずは無料→有料、または身近→エリアを拡げるといった順番で探していくと良いです。

その中で是非参考にしていただきたいヒントは、自分より先に不登校を経験しているご家族のリアルな口コミです。

身近に心当たりがある人がいなければ、不登校関連のブログからコメントを送ってみるのも良いでしょう。

不登校には不登校になった家族にしかわからない現実があります。

もしその人が同じ地域に住んでいる人であれば

『経験からどこの支援センターがおすすめか?』

『受診して良かったと思える病院はあるか?』

などを聞いて参考にしてみてください。

中には不登校の経験がない人から「〇〇っていいみたいだよ」という情報を得る時があります。

しかし前提として、不登校に対して俯瞰的立場の意見でしかないので信憑性はありません。

足を骨折している人に「あそこの整体おすすめだよ」とアドバイスするような的外れなこともあるので、実際に不登校を経験したことがある家族からの意見を優先するようにしましょう。

復帰できない間、出席や定期テストはどうなるのか?

復帰できない間、出席や定期テストはどうなるのか?
親として気がかりなことの一つに、学校に行けていない間の出席日数や定期テストはどうなるのだろう?と思いますよね。

ほかにも、内申書(内申点)も気になると思います。

ただしこれに関しては、一昔前とは状況が大きく変わっています。

もちろん今でも内申点は存在しますが、それがそのまま受験に直結するようなものではなくなってきています。

例えば義務教育であれば、出席日数が足りなかったり定期テストを受けることができなくても、留年や退学になることはありません。

次に紹介する方法で、学校に行けていない間のリスクを最小限に減らすことができます。

学校との密な連絡を途切れさせない

自宅で過ごしている間も、定期的に担任の先生との面談を行うようにしましょう。

本人が無理であっても、親が間に入って子供の状況を学校側に伝えることが大切です。

不登校に対する考え方が新しく改訂されて、今では多様な学び方が認められつつあります。

そのため自宅学習の進捗状況を学校に理解してもらうことができれば、たとえ出席日数が足りなくても「無学認定」されることはないので安心してください。

定期テストの受け方の工夫

学校によっては定期テストを、別室で受けることを許可している学校もあります。

不登校の子供にとって他の生徒からの視線や、集団の中で何かをすることに対する極度の緊張が要因になっている時もありますよね。

このような生徒のために保健室や空き教室での定期テストを実施している所もあるので、一度相談してみると良いでしょう。

また在宅学習が認められている生徒であれば、オンライン学習を通して全国模試などを受けた結果を学校に報告すれば、それを通知表に反映してくれる学校もあります。

内申点を考慮しない高校

最近の進学校は、受験当日のテストの結果だけを100%結果に採用する学校が増えています。

つまり内申点が一切関係ない学校が増えてきているというわけです。

もちろんコツコツと学校に通いながら、部活などに励んだことを認めてくれる学校も残っています。

一方で内申点を一切考慮しない学校が増えているのには、昨今の多様な学び方を尊重する動きが浸透しているからかもしれません。

また不登校の生徒が多く通う通信制高校も、内申点よりもその生徒がどのように自力で学んできたか?を重要視してくれます。

以上のようなことから、学校に通えていない間の出席日数や定期テストのことに関してはあまり気にすることはありません。

それよりも正しいタイミングと正しいやり方で社会に復帰できるようなフォローを、親として精一杯していきましょう。

将来に備える!学力を戻していくには?

将来に備える!学力を戻していくには?
最後に触れておきたいのが、

学校に行っていない間の学力をどのように保っていくか?

の問題についてです。

まずは心の骨折をしっかりと治してあげることが優先ですが、それと同時に子供の将来の幅を狭めないためには、最低限の学力を身につけておくことが大切です。

とはいえ不登校中の子供が塾に通ったり、家庭教師に来てもらうことは現実的ではないですよね。

このような生徒におすすめなのが、自宅でも学習することができるツールです。

校長先生の許可があれば、出席扱いにできるオンライン学習が着目されています。

このような勉強方法は実は数年前から色んな会社で提供されていて、紙の教材が届く通信教育から始まり、「ネット配信塾」「リモート家庭教師」など裾野が広がっています。

その中から子供の気質に合った教材を見つけて、色々と試してみると良いでしょう。

この時に親がでしゃばって決めるのではなく、子供の意見を尊重してあげる。

自分で決めた勉強方法で結果が出ることが一番の自信です。

またリモート学習を通じて社会復帰への意欲が湧いたり、生身の大人から旬なアドバイスを受けたいという欲求が生まれていきます。

今は本当に、ネット一つで世界中と繋がれる時代です。

まずは大人達が先入観を持たずに、「これからの時代の多用な学び方」について色々勉強してみると良いでしょう。

まとめ

不登校を繰り返してしまうには理由があります。

それは不登校に対する甘い認識や、楽観的すぎる親の構え方に問題がある場合もあるでしょう。

また子供自身の感情のムラに親が振り回されすぎて、子供の感情の浮き沈みのコントロールを抑制させてあげられていない状態です。

不登校は子供が自分の身を守るために見せてくれた行動です。

自分の身を守るためであれば、「明日は行けるかも」「高校からちゃんとする」というその場しのぎの言葉も子供から出てきます。

親が冷静に子供の不登校と向き合うためには、専門的な知識をもって対応してくれる身の回りの人に頼ることが先決。

自己判断で子供の社会復帰が長引いてしまうことがないよう、できるだけ多くの人に今の状況を手助けしてもらえるような環境を作っていきましょう。

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