対人が苦手な不登校。オンライン学習とオンライン家庭教師、どっちが向いているか比較

不登校の悩み解決

不登校で在宅で勉強していると、学校に通っている友達に比べて学力の進捗状況に不安を覚えているご家庭も多いと思います。

今では在宅でも様々な方法で学習できるツールが揃っていますが、特に対面での学習が苦手な不登校の生徒にとっては、オンラインが頼りの綱になる時がありますね。

しかしオンラインの中でも様々な勉強方法があって、子供も親もどれを選ぼうか迷ってしまいます。

そこでこの記事では、不登校で特にインターネットでの学習を希望している子供に向けて、オンライン学習とオンライン家庭教師の二つを比較していきます。

オンライン学習とオンライン家庭教師の微妙な違いなどにも触れながら紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

不登校・オンライン学習が向いているタイプとは?

不登校・オンライン学習が向いているタイプとは?
まずはオンライン学習をピックアップして紹介していきます。

オンライン学習とは、これまで主流にあった通信講座のインターネットバージョンと捉えていただければ分かりやすいと思います。

これまでは教材が自宅に届いて、その教材をこなしていくことで学力を身につけていくシステムでした。

確認問題を郵送して、添削をして返却してもらう制度を導入している会社もありますね。

一方オンライン学習は、これらのすべてをスマホやタブレットで学習します。

スマホやタブレットを使いウェブ上で全ての学習を網羅することができ、これまでの通信講座に比べて担当の講師とのやり取りも格段に早くなりました。

また昨今のオンライン学習では積極的に、有名講師による講義の動画配信を行っています。

家にいながらバーチャルの塾を体験することができ、自分の苦手科目だけを選んで試聴することができるのでとても人気です。

ではこのオンライン学習に向いている生徒とは、どのようなタイプなのでしょうか。

オンライン学習に向いているタイプその1~一対一のコミュニケーションが苦手

オンライン学習は基本的に、用意されているタブレット教材や動画の中から、生徒自身が好きな単元を選んで好きな順番で勉強できる仕組みが整っています

そのため勉強する時間も自由ですし、毎日連続で勉強をしなくても遅れを取り戻すことができます。

マンツーマンの指導方法でもないため、誰かと決まった時間に約束をすることがプレッシャーになる子供にとっては、とても入り込みやすい勉強方法です。

オンライン学習に向いているタイプその2~こだわりが強い

何事も自分なりのやり方にこだわるタイプの子供にも、オンライン学習は向いています。

どの教材をどのような配分でこなしていくかの選択権が子供にあるので、人が定めたルーティーンを遵守しなくてはいけない窮屈さはありません。

またその日の体調や気分に合わせてカリキュラムを変更できることも、長く続けていくためにはメリットになります。

オンライン学習によっては、発達障害の子どもを対象にしたシステムを整えている会社もあるので、幅広い子供の気質に合わせたノウハウを持っている会社を選ぶようにすると良いです。

不登校の子がオンライン学習で学ぶメリットとデメリット

インターネットでの学習を望んでいて、家族以外の人とのコミュニケーションに不安がある子供にはオンライン学習はおすすめです。

その上でオンライン学習で学ぶメリットとデメリットを紹介していきます。

オンライン学習のメリット

オンライン学習のメリット

メリット1~自分のペースで勉強ができる

オンライン学習の最大の特徴は、好きな時間に好きな教科を選択して勉強できること。

こだわりが強い子供や教科によって得意不得意がはっきりと分かれている子供にとってはメリットです。

また起立性障害や不安症など、決まった時間に何かをしようとすると体に何かしらの症状が出てしまうタイプの子供にもストレスなく学習を進めることができます。

メリット2~料金が安い

数ある学習方法の中でも、比較的リーズナブルな料金で始められるのがメリットです。

月にかかる授業料は通信教材の料金と大差ありません。

しかも通信教材に比べて郵送物が少なく、書類であふれることがないのもメリットです。

さらにタブレット教材という利点を生かして、随時新しいプログラムが更新されたり、収められている問題集や動画の数は紙の教材の比ではありません。

オンライン学習のデメリット

オンライン学習のデメリット

デメリット1~学習ペースを自分で管理しなくてはいけない

自分のペースで学習を進められる一方で、そのペースを乱さず学力を保っていくのには自己管理能力が問われます。

もともと勉強が得意なタイプであれば苦ではないですが、苦手意識がある子供にとってはいくらでも逃げ道があるのがオンライン学習のデメリットです。

オンライン学習によっては、子供の勉強の進捗状況を親のスマホに知らせてくれるサービスもありますが、必要以上に親が関与しようとすると余計にやる気をそいでしまうことがあるので注意が必要です。

デメリット2~ 学力向上に差が出やすい

デメリット1とも通ずることですが、勉強の進め方によって学力に差がつきやすいのがオンライン学習の弱点です。

オンライン学習は学校や塾の副教材として使用している人も多く、単体で飛躍的な学力の向上を目指すには綿密なスケジュールを立てる必要があります。

ただしオンライン学習によっては、本人の学力に合わせたカリキュラムを提案してくれる会社もあるので、対人関係に慣れた頃にチャットなどを利用して相談してみるのも良いでしょう。

【不登校】オンライン家庭教師が向いているタイプとは?

【不登校】オンライン家庭教師が向いているタイプとは?
続いてはオンライン家庭教師の方が向いているタイプについてです。

オンライン家庭教師とは、その名の通りインターネットを介して家庭教師の先生と一緒に勉強をするサービスです。

先生が目の前にいるかいないかの違いですね。

実際に家に先生が来てくれるわけではないので、コミュニケーションが苦手なタイプの子供でも緊張する度合いが低くて済みます。

また親御さんもお家の中の環境を気にしなくても良いので負担が減りますね。

ではどのようなタイプがオンライン家庭教師に向いているのでしょうか。

オンライン家庭教師に向いているタイプその1~気心知れた人とは話すことができる

不登校で対人関係が苦手でも、一部の気を許した相手とは心を開けるタイプの子供がいます。

また本当は復学したい気持ちはあるけれど、様々な事情でかなわない生徒にとってもオンライン家庭教師は良い味方になってくれます。

実際に目の前に生身の人間がいるわけではないので、いざとなったら画面からフェードアウトすれば自分の気持ちを立て直すことができます。

離席してトイレに行ったり、好きなタイミングで飲み物を口に含んだりもしやすいです。

とはいえ相手はAIではないので、自分の名前を呼んでもらえますし、会話のキャッチボールをすることが可能。

このようなコミュニケーションを通して、少しずつ社会復帰に向けた訓練を積むことができます。

オンライン家庭教師に向いているタイプその2~学力向上を本気で目指したい

その場にいるかいないかの違いで、本質的には家庭教師に勉強を教わるのと変わりはありません。

なので個人のレベルに合わせた学習方法を取り入れながら、飛躍的に成績を伸ばすことができます。

不登校の子供の中には、今は様々な理由で通学はできないけれど、将来的には進学校に進みたいと考えている人もいるでしょう。

一流の先生からの指導を受ければ、希望する学校への受験対策を一緒に行ってもらえます。

不登校の子がオンライン家庭教師にお願いするメリットとデメリット

オンライン学習よりももう一歩踏み込んだ勉強ができるのが、オンライン家庭教師のメリットです。


コミュニケーション能力に比較的慣れている子供であれば、オンライン家庭教師を上手に利用しながら進学校を目指す方法がおすすめです。

それではオンライン家庭教師のメリットとデメリットについて整理していきましょう。

オンライン家庭教師のメリット

メリット1~精神的負担を抑えて家庭教師を依頼できる

学力の遅れを短期間で取り戻したり、進学校受験の準備のために家庭教師を依頼したいと考えている人にとっては、オンライン家庭教師は心強い味方です。


家庭教師と同等の教育を、インターネットを通して緊張せずに受けることができます。

リアルタイムで分からないところを質問したり、こちらが納得するまでじっくりと教えてもらえるので、画一的なオンライン学習とは違った勉強ができます。

他の生徒の目を気にすることもありません。

精神的負担についてもっと具体例を挙げるとすれば、画面を通して映したい部分だけをカメラに映すことができるため、普通の家庭教師のように身なりを気にする必要もありません。

着替える必要もなければ、お風呂に入っていなかったとしても画面越しに伝わることがないので安心です。

メリット2~勉強以外の相談にのってもらえる

オンライン家庭教師は、インターネットを通じて親以外の大人と接することができる絶好のチャンスです。

しかも身元のはっきりとしている大人なので、親も安心して接点を持ってもらうことができますね。

相手は生身の人間ですから、オンラインで教わりながらも自然と勉強以外の世間話にも発展していくでしょう。

実はこのような何気ないやり取りが、子供の存在意義を育んでいってくれます。

特に不登校の子供は外部の大人との接触に飢えています。

もしかしたら親や先生に言えないことも、インターネットでしか面識がない先生であれば心を開きたくなるかもしれませんね。

オンライン家庭教師のデメリット

デメリット1~費用が高い

オンライン家庭教師はオンライン学習と比べて、利用料金が高いのがネックです。

その時間一人の先生を拘束してしまうので、当然費用は高くなってしまいますね。

一般的にオンライン家庭教師は、、1時間あたりいくらというような単価で計算されます。

1時間あたりの料金は3000~5000円ぐらいが相場ですが、進学校を目指すのであれば9000円ぐらいの時間単価を支払う家庭教師もあります。

先生に支払う交通費がかからないため、家に先生が来てもらうよりは安く抑えられるかもしれませんが、時間を延長するほど追加の料金がかかるので、ある程度の出費は覚悟しないといけません。

デメリット2~先生との相性

インターネットとはいえ生身の人間とのコミュニケーションが必要なので、先生との相性がそのまま子供のやる気につながってしまいます。

もちろん希望すれば別な先生に変えてもらうこともできますが、できるだけ子供の気質を理解してもらうためには、事前に不登校である事を相談しておいた方が良いでしょう。

オンライン家庭教師を提供する会社によっては、不登校や引きこもりの児童心理に詳しい先生が常駐している場合があるので、なるべくならそのような会社を選んで契約した方が安心です。

もしも料金の安さだけで選んでしまい、子供が家庭教師に苦手意識を持ってしまったら、余計にリアルの世界でのコミュニケーションに不安を抱えてしまうのでかえって逆効果になってしまいます。

まとめ~タイプ別:オンライン学習とオンライン家庭教師を比較した結果

オンライン学習とオンライン家庭教師について比較してきました。

似ているようですが、生身の人間とのコミュニケーションがあるかないかという大きな差がある両者です。

したがって、今はまだできるだけ外部との接触を避けたい子供はオンライン学習を、ある程度コミュニケーション能力に余裕があって進学校を目指したい子供にはオンライン家庭教師がおすすめです。

ただし料金の面ではかなりの違いがあります。

オンライン家庭教師の方が一か月にトータルしてかかる料金は高くなるので、親は料金シミュレーションを考慮する必要があります。

またオンライン学習でも、オプションを利用すれば専門のコーチがついてくれる会社もあるので、オンライン学習から始めて進捗状況に合わせて裾野を広げていく方法も一つです。

いずれにしても子供自身の「勉強をする」という意欲の下ではないと始まりません。

不登校はまずは疲弊した心を休ませることが第一優先なので、親が学力の心配をしすぎるあまりに子供にオンライン学習を強引に推し進めることだけはやめましょう。

子供の様子を見極めた上で、将来についての考えが子供の口から出たタイミングで、様々な学習方法を提供できるような情報集めをしておくことが大切です。

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