【タイプ別】不登校や引きこもりが家庭教師を選ぶときのポイント

不登校の悩み解決

子供が長期間不登校になっていると、これからどうすればいいのか皆さん不安です。やっぱり親として元気な姿で学校に行ってほしいですよね。

でも、つい見落としがちなのが学力問題。とくに不登校期間が長ければ学校の勉強について行けず、また傷ついて不登校に戻ってしまう子供は多いです。

親として、このような状態にならないように少しでも不安を減らすことはとても重要ですよね。

「だったら今のうちから自宅学習を取り入れたい!」と思っても、どのような学習方法が向いているかわからない・・・。
不登校で学校に行けない子供が乗り物に乗って決まった時間に塾に通いに行くことも現実的ではない・・・。

など、親御さんの意見もよく聞きます。

もちろん、親が決めた学習方法を子供に一方的に押し付けるのもかえって逆効果です。

ほかにも、オンライン学習など在宅でできる勉強方法は自己管理能力に差が出るので勉強の成果に個人差が生じてしまいます。

そこで今回は、不登校におすすめできる家庭教師についてまとめました。

なぜ家庭教師がおすすめなのか?

家庭教師にお願いするメリット・デメリットを紹介しながら、不登校の子供に適した家庭教師の選び方について解説していきます。

不登校や引きこもりが家庭教師を受け入れる?上手くいった事例

不登校や引きこもりが家庭教師を受け入れる?上手くいった事例
そもそも家庭教師は、不登校や引きこもりの家庭を対象にして家に来てくれるのでしょうか?

これに関しては、ひと昔前よりは家庭教師を提供する会社の価値観も大きく変わってきているので安心してください。

いわゆるひと昔前は経済的に余裕があって、進学校を目指す子供を対象にした家庭教師がほとんどでした。

しかし現代は対象になる子供の裾野が広がっており、不登校を理解した上で学習プランを立ててくれる家庭教師サービスも増えてきました。

そうなると次に不安になるのが、「子供自身が家庭教師を受け入れるか?」という問題です。

子供の中には当然、外部との接触を極端に避けている子供もいるでしょう。

もちろん親が勝手に家庭教師を決めても、子供の理解を得られないことには状況は改善しません。

そこでこの章では、実際に家庭教師を招いたことで良い結果になった不登校の事例を3つ紹介します。

3つの事例

事例1〜子供に必要なのは親以外の大人だったんだと気が付いた家庭教師
中学生になってから不登校になった娘。

特に何か原因があったわけではないのですが、学校に行こうとすると不安が募り家にいる時間が長くなってしまいました。

娘自身も本当は学校に行きたい気持ちが強く、目指している高校もあります。

そうなると学校にいっていないから、別な方法で学寮を保っていかなくてはなりません。

そこで娘と「どんな方法なら精神的負担が少なく、勉強を継続できるか?」について、とことん話し合いました。

不安症の娘は、塾のようなどこかに通う所はムリ。

また長時間タブレットを見続けることも頭が痛くなるようで、オンライン学習もダメ。

各課題の〆切があるような通信講座もできれば避けたい・・・といった感じで、結局残った唯一の方法が家庭教師でした。

しっかりと娘の不安症を理解した上で向き合ってもらえる家庭教師を探しました。

娘も実際に数人の先生と面談をして、どの先生に教わりたいのかを決めてもらいました。

今では週3回来てもらっている女の先生にすっかり心を許している娘は、志望校の受験に向けて着々と準備が整っています。

事例2〜いとこのお兄ちゃんがきっかけで家庭教師を選択
小学4年生の息子は不登校気味で、週に何回か決まった授業しか学校に通えていない状況です。

行けていない分の授業は先生に宿題のプリントを出してもらって、登校した時に採点してもらような流れを作ってもらっていました。

それでも高学年ともなると、教科書だけでは分からない教科が増えてきました。

このままではどんどん友達との学力差がついてしまうと心配していた時に、私の大学生の甥っ子(息子にとってはいとこ)が助っ人で家に勉強を教えに来てくれるようになりました。

人付き合いが得意ではない息子も、大好きないとこのお兄ちゃんからは喜んで勉強を教わっていました。

とはいえ、いとこも自分の勉強や就職活動もあるので、いつまでも息子にかかりっきりになっているわけにもいきません。

そこで考えたのは、大好きないとこのお兄ちゃんに雰囲気に似た家庭教師の先生を探すことでした。

学生アルバイトでもいいので、息子にとってはとにかくノリが良い若い男の先生が合っていたのです。

おかげでプロの家庭教師に変わってからも、息子はすんなりと色んな先生を受け入れるようになりました。

何度か先生は変わりましたが、その都度引き継ぎもしっかりしてくれていたので、息子の気質に合わせて教えてくれる先生ばかりで助かりました。

特にその中の1人の学生先生が、将来児童心理学の道に進むことを目指している大学生。

息子の気質に真剣に向き合ってくれて、親としても勉強になることをたくさん教えてくれました。本当に感謝しています。

事例3〜子供に必要なのは親以外の大人だったんだと気が付いた家庭教師
中学生で不登校&引きこもりの息子がいます。

特に事態が悪化している時は、トイレの時しか部屋から出てくることはなく、食事も部屋でとり、風呂も入らない日が続く毎日でした。

そんな時に知人から不登校問題にも長けている家庭教師を紹介してもらいました。

が、家族とも顔を合わせようとしない息子が、家族以外の大人を受け入れてくれるとは到底思えませんでした。

それでも一度話だけでも伺おうと、その先生に来ていただきました。

当然息子は部屋に閉じこもったまま、挨拶すらしようともしません。

それでも先生は慣れた感じで大きな声で、「また、来るからな!」とリビングから息子に声をかけてくれました。

そのようなやり取りが何度が続いた後、先生に「お母さん、ちょっと家を外してもらっていいです?」と言われました。

私は言われた通りにすると、数時間後、なんと先生は息子の部屋に入って息子と会話を交わしていたのです!

親でも立ち入ることができなかった部屋にです。

それ以来、その先生が専属となって息子の勉強を教えてくれることになりました。

比例するように息子は身だしなみを清潔にするようになり、部屋にこもる時間が少なくなっていったのです。

聞けば家庭教師の先生自身も若い頃に不登校を経験されたことがあるとのこと。

やんちゃなことも多く経験されてきた先生は、見た目的にはちょっとコワモテな風貌なのです。

しかし、しっかりと息子の心を掴んで「人に感謝しながら生きる」ことを本人に教えてくれました。

息子は現在通信制の高校に通っています。

友達もできてバイトもしています。

ここまでこれたことは、その先生のおかげに他ありません。

今だからハッキリ言えることは、あの時の息子に一番必要だったのは、親以外の大人の存在だったということです。

家庭教師にお願いするメリット・デメリット

家庭教師にお願いするメリット・デメリット
家庭教師を依頼してうまくいった事例について紹介してきましたが、当然全ての家庭に当てはまるわけではありません。

例えば大人がジムに通う時も、集団ジムに通うことで他者と比較しながら切磋琢磨できるタイプの人と、パーソナルトレーナーについてもらう方が結果を出せる人もいますね。

子供の勉強方法も同じです。

個人の気質や身体的理由によって家庭教師がメリットになる時もデメリットになる時もあります。

具体的にはどのようなメリット・デメリットがあるかについて検証していきましょう。

家庭教師のメリット

家庭教師のメリット

ホームで勉強することができる
精神的にアウェイではないという意味です。これが不登校の子供にとっては1番のメリットです。

学校に行けない理由には、決まった時間に身支度を整えて周りに状況を合わせなければならないという精神的苦痛が大きいです。

その点家庭教師は、黙っていても先生の方から家に来てくれますし、個人の精神状態を考慮しながら勉強を進めてくれる安心感があります。

親以外の大人と触れ合うことができる
不登校克服に向けてとても大切なことです。

学校の先生や肉親以外の大人と触れ合うことで、子供は間接的に社会とのつながりを意識します。

また親には言えない心の内を、家庭教師に吐露する子供も多いです。

子供にとっては利害関係のない、自分の味方になってくれる存在だからです。

さらに家庭教師に任せている時間は、親も自分の時間を確保することができます。

このことも、長く不登校と向き合う家庭にとっては大きなことです。

子供に合わせた学習方法で学力を上げることができる
学力面で結果を残すことができるのも家庭教師のメリットです。

子供の学力レベルにとことん合わせてくれるので当然といえば当然です。

また結果を出さないと仕事の存続にも直結するので、先生にとっても重大な力の入れ処です。

ここが集団塾やネット学習とは違う、パーソナルコーチのシビアなところです。

家庭教師のデメリット

家庭教師のデメリット

費用が高い
あらゆる学習方法の中では最も平均的に費用が高いのが家庭教師です。

確実に結果を残してくれる反面、ある程度の出費は親として覚悟しなくてはいけません。

一方で不登校期間中の給食費を止めたりなど、戻ってくるお金があることについて調べるのも大切です。

またこの期間に費用をかけることで子供の社会復帰が叶うのであれば、生涯に必要な先行投資として腹を括る決断も必要です。

当たり外れがある
多くの人を招き入れる必要がある塾の場合、広告に費用をかけて利用者の心象を良くしています。

口コミも気になりますが、ある程度名の通った塾であれば大きな外れはありません。

しかし家庭教師は個人で経営している所も多く、実際に先生に来てもらって始めて実情が分かります。

また会社によっては、学生アルバイトだけに無責任に任せている所もあるのでころころ先生が変わってしまう会社も。

人との距離感のとり方が苦手な子供にとっては、そのことがストレスになってしまうこともあるので注意が必要です。

よくあるメリットとデメリットを紹介してきました。

子供の将来を逆算して考えて、今受けられる最高の学習方法を選択する手助けをしてあげてください!

デメリットを避けるポイントは3つ

・子供が渋々家庭教師を受け入れていないことが絶対条件

・どんな会社か?どんな先生が来るのか?を事前にしっかりとリサーチすること

・コストの安さだけで決めないこと

不登校や引きこもりのタイプ別。家庭教師の選ぶポイント

不登校や引きこもりのタイプ別。家庭教師の選ぶポイント
ここではより具体的に、子供のタイプ別におすすめの家庭教師の選び方について紹介していきます。

不登校といっても、状況は各家庭によって様々ですよね。

また不登校になっている理由によっても、家庭教師を選ぶ基準は変わっていきます。

早速タイプ別に当てはめて見ていきましょう。

完全な引きこもりタイプ

完全な引きこもりタイプ
不登校の期間も長く、他者とのコミュニケーションが極度に苦手なタイプの子供です。

昼夜逆転傾向にある子供も多く、家庭内暴力や自傷行為に及んでいる子供も含みます。

このタイプにはまず、他者と接触を持つ訓練から始める必要があるため、不登校や引きこもりを専門に扱っている会社を探すようにしてください。

ネットで検索すれば地元の支援団体を調べることができますし、公的機関にも相談できる窓口があります。

ここで親が安易に自分の知識の範囲内で色んなことを決めてしまうことは危険です。

不登校の児童心理を心得ている専門の第三機関に任せることが最も賢明な方法です。

身体的理由で登校できないタイプ

身体的理由で登校できないタイプ
学校に行きたい気持ちがあっても、学校に行こうとすると身体的症状が出てしまう子供がいます。

また病気やケガで通学できない子供も含みます。

このような子供は信頼関係を保てて緊張しない相手がベスト。

もともとコミュニケーション能力は高いので、民間の家庭教師から探しても問題ありません。

その時は事前に子供に、「どんな先生に来てほしいか?」性別や年齢層を確認しておくようにしましょう。

また事情を説明して、何人かの先生に逆面接をすることをおススメします。

もちろん、事情が事情なのでまったく失礼になりません。

実際に話してみたり教わってみた印象で、子供自身にどの先生がいいか決めてもらうと長続きして結果を出すことができます。

復学への意欲があるタイプ

復学への意欲があるタイプ
比較的精神状態が安定していて、不登校中も規則正しい生活を送れているタイプです。

家族と居間にいる時間が長かったり、自分の好きな目的を果たすためだったら外出も平気な子供が多いのが特徴です。

このようなタイプは何かのタイミングで復学することも多いので、家庭教師も集団塾もどちらも経営している会社を選んでおくと後に柔軟な対応ができます。

最初は家庭教師で基礎学力をつけておいてから、徐々に集団塾に通う訓練を続けていけば、塾を通して復学への予行練習にもなります。

また不登校は一進一退な側面が大きいので、もしも再び集団行動に馴染めなくなった時には、塾の方をお休みして家庭教師に移行するなど・・・。

このような対応に柔軟に応えてくれる会社をリサーチしてみてください。

子供のタイプ別で家庭教師を選ぶポイントについて紹介してきました。

3つの大切なポイント
・親が子供の気質を客観的に見極める。※注意点:こうして欲しいという親の願望は排除すること!

・子供の状況を正確に家庭教師に伝えて、どこまで依頼する会社で柔軟に対応してくれるかを密に相談する。※注意点:契約した後にムリをお願いするのはNGです。

・親の情報収集能力を高める。

特に3つ目は、子供の選択肢を増やすことにつながります。

できるだけたくさんの情報を収集するためにも、色んな人に相談することをおススメします!

選んだ家庭教師との相性は?チェックしておくポイント

選んだ家庭教師との相性は?チェックしておくポイント
実際に家庭教師を決める時、または来てもらっている先生が本当に子供に合っているのか?については、親にとっても気になるところですよね。

本当は苦手意識があっても、口に出せない子供もいるはずです。

ここでは、子供にとって家庭教師が合っているのか?についてを見極めるチェックポイントを紹介します。

以下の10個の項目にどれだけ当てはまるかを観察してみてください。

□子供が先生が来る日に自分から身支度を整えるようになった
□子供の口から先生に関する話題が多くなった
□子供が家族と過ごす時間が増えた
□子供が身なりを気にするようになった
□子供が学校の友達と連絡をとる機会が増えた
□子供の趣味や興味の対象に変化があった
□子供が将来についての話をするようになった
□子供が外出する回数が多くなった
□子供が学校に通う日数が増えた
□子供の成績が上がった

以上の10項目のうち半分以上でも当てはまる変化があれば、子供にとって合った先生に就いてもらえていると判断できます。

なお判断するまでに要する期間の目安は3か月~半年で見てください。

いずれも子供が社会復帰に向けて、いい状況に向かっているバロメーターです。

ここで注意してほしいことが1つあります。

それは単純に「子供の口数が増えたこと」を判断基準にしないでほしいことです。

10項目にもあるように、口数よりも会話の内容に着目してほしいからです。

「先生のこと」や「将来のこと」など、今の状況を受け入れて将来への具体的な夢が話題に出てくることが大切です。

というのも不登校の子供には躁鬱に似た気質が出ることが多く、ただの「カラ元気」を回復と思い込んでしまう親が多いのです。

たとえば、イジメられているタイプの子供は、家庭でわざと悟られないように饒舌に振る舞う子供が多いですね?

親としては、会話の内容から子供の本心を見極めるような冷静さを持つことが大切です。

また家庭教師の先生に好感を抱くほど、思春期の子供はその先生に影響されて趣味やファッションがちょっとずつ変化していきます。

たとえば、聴く音楽が変わったり、おしゃれに気を使うようになったり・・・。

全てはその先生に気に入られるように子供がしていることなので、とてもいい兆候と言えます。

以上のようなことから、子供にできるだけ早く先生に馴染んでもらうために親として心掛けたいことは3つ。

・親の先入観や色眼鏡で先生をジャッジしない
・子供の前で先生の悪口を言わない
・もしも精神的に苦痛なら、いつでも家庭教師を中断できることを子供に伝えておく

家庭教師は義務教育とは違います。

子供の不登校を克服することが目的ならばなおのこと、そのための家庭教師が子供の負担とならないようにしてあげることが大切です。

まとめ

不登校の子供に家庭教師を依頼する学習方法について、紹介してきました。

選び方や場合によってはデメリットもあることをお分かりいただけたと思います。

またどうしても気になってしまう料金面の心配もあるでしょう。

家庭教師はけっして安くはありません。

そのためある程度の経済的余力が必要です。

なお、家庭によっては親が在宅でいる時間が少ない場合もあるでしょう。

もちろん親が不在でも来てくれる家庭教師も多いですし、要相談で他の子が学校に行っている日中の時間帯に来てもらうことも可能です。

一方で、どうしても対面での学習に自信のない子供にムリに家庭教師を勧めることも危険です。

そのような時には、オンラインでマンツーマンの指導をしてくれるオンライン学習から始めてみるのも良いでしょう。

費用面でもかなりリーズナブルに抑えられます!

いずれにしても、学力の問題は不登校の家庭には避けられない問題です。

それはけっして「いい学校に行くこと」が目的なのではなく、心が回復した時に「子供の人生の選択肢を増やしてあげること」が狙いです。

ぜひ子供とたくさんの会話を重ねながら、親自身の情報量を増やすようにしてください。親の頑張りだけでは解決できない問題がたくさんあります。

外部の力にたくさん頼るようにしていきましょう!

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