不登校なっても親子の絆を取り戻す5つの方法と学ぶべき3つの内容

不登校の悩み解決

子供が不登校になると親として戸惑うことも多いでしょう。

「どうして学校に行ってくれないの?」

「どうすればこの状況を解決できるの?」

と、自問自答の毎日です・・・。

とくに母親は、自分のこれまでの子育てを振り返り「自分の子育ての仕方に問題があったのかも・・・」と自分を責める人も多いです。

責めたくなる気持ちはわかりますが、親自身の気持ちが安定しないと子供の不登校と本当の意味で向き合うことができません。

不登校と向き合うどころかイラ立ちが先に立ってお互いに反発し合うことも多くなります。

そこで、反発せず解決する方法として、

  • 子供が不登校になった時に親としてどのように接すれば良いのか?
  • 親として何を学ぶことが大事なのか?
  • 子供と良好な絆を取り戻すために何に気をつけていけばよいのか?

についてまとめていきます。

不登校になったけど、親子の絆をより強く保つには?

不登校になったけど、親子の絆をより強く保つには?
子供が不登校になった時に、親としての心の変化は次の5段階に分かれます。

【困惑】→【反発】→【停滞】→【受け入れ】→【回復】

親子の絆を時間をかけて取り戻していくには、しっかりとこの五つの過程に向き合っていく事が大切です。

では一つずつどのような感情なのか見ていきましょう。

困惑期

困惑期
まずは子供が不登校になり始めた頃に、「どうしてうちの子が!?」とパニックになるごく当たり前の感情です。

この頃は『不登校になった原因探し』や、躍起になって『引きずってでも学校に連れ行く』と感情的になる親も多いです。

冷静に対応できる親はほとんどいません。

子供が学校に行かないことで生活や家庭だけではなく、仕事にも支障をきたす親も多いです。

困惑期の親が子供との絆を保つためにできる方法は、どうして不登校を選択しているのか?子供の心の声に耳を傾ける努力をすることです。

とはいえ、ほとんどの家庭では「学校に行きなさい!」とヒステリックになってしまうもの。

それでも学校に行こうとしない子供と向き合ううちに、徐々に子供の「なぜ?」の部分にフォーカスしていくようになります。

不登校の子供は、『親がどれだけ自分の気持ちを理解してくれようとしているのか?』という姿勢を敏感に感じ取ります。

なので困惑期が必要以上に長引いたり、いつまでも親の基準で無理やり学校に行かせようとすることが続くと、後々の親子関係の修復に支障が出てきてしまいます。

〇どうして不登校を選択しているのか?子供の心の声に耳を傾ける努力をすること

反発期

反発期
困惑期に子供が学校に行きたがらない理由を理解しようとする姿勢を見せたとしても、親の本心としては「早く学校に行けるようになってほしい」と思っているものです。

これは、自分の子供が不登校になったことをまだ受け入れられない状態が続いているためです。

この時期の親は、自問自答を繰り返しがちで頭の中もマイナス思考でいっぱいになっています。

周囲の人からの助言に対しても、反発する気持ちが高まっている時期かもしれません。

反発期の親が子供との絆を崩さないために大切なことは、子供に対して否定的な言葉を使わないように気をつけることです。

「どうしてこんなことになっちゃったの?」

「お母さんが悪かったの?」

などは、子供の自尊心を余計に傷つけてしまいます。

とてもツラい時期ではありますが、学校に通っていた頃と同じ生活を送ることを心がけ、子供の前では理解のある親を演じるぐらいの気合が必要な時期です。

子供に対して否定的な言葉を使わないように気をつけること

停滞期

停滞期""
困惑期を過ぎた頃は子供の不登校が長引き始めている時期と重なります。

ちょうど自省心を繰り返すことにも疲れ始める時期でもあります。

このような時は何をしていても覇気がなく、「どうせ何をしても状況は変わらないし・・・」と諦めるような気持ちが続きます。

今までとは一変した生活で身体の疲労も溜まっている時期です。

停滞期の親が子供との絆を保つためには、無理して次の行動を急がないことです。

傷ついている子供と一緒に親の心の羽根も休ませることに専念してください。

平日みんなが学校に行っている時に、子供と一緒にゆっくり温泉に入りに行くなどしても良いでしょう。

このような行動を通じて子供との連帯感が生まれ、急速に子供との距離が縮まるきっかけを作ることができます。

傷ついている子供と一緒に親の心の羽根も休ませることに専念する

受け入れ期

受け入れ期
停滞期にゆっくりと休むことに専念することで徐々に心と身体の疲労が回復していきます。

そうすると人は、今の状況を受け入れる気持ちの余裕が出てきます。

停滞期に休むことに専念した親子は、不登校初期の反発期の感情とは別な見方で不登校と向き合えていることに気がつくでしょう。

大きな流れが自分たちの味方をしてくれるような、そんな感情に包まれるようになります。

受け入れ期の親が子供との絆を保つためにできることはいっぱいあります。

この時期にできるだけたくさんの人と触れ合い、不登校の情報を収集できるかが重要です。

またそれだけのエネルギーがたまってくる時期でもあるので、親だけでもなるべく外の世界に出て、カウンセラーに相談したり、セミナーに参加したりすることがおすすめです。

不登校の情報をより多く収集する

回復期

回復期
受け入れ期でつかんだ情報を、実際に子供の適性に合わせて実行していくのが回復期にできることです。

この頃になると、子供の不登校に対して達観した見方をできるようになります。

親自身の心の持ちようが初期段階とは180度変わっているので、どんなことでも肯定的に受け入れられる時期でもあります。

この頃になると、子供との絆も意識せずともしっかり結び合っていることを感じられるようになっています。

以上のように、それぞれの段階の感情としっかり向き合うことで、確実に子供との絆を取り戻すことができます。

逆にムリしてどこかの段階を飛ばそうとすることで、いつまでも子供に対して一方的なコミュニケーションになってしまうことがあります。

悩む時はしっかり悩んでマイナス思考になっている自分を認めてあげることが、その後の大きなエネルギーになってくれるはずです。

確実に絆を取り戻すにはそれぞれの段階でしっかり子供と向き合うこと。

不登校なった子供と良い親子関係を築くために何を学ぶべき?

不登校なった子供と良い親子関係を築くために何を学ぶべき?
子どもと良い親子関係を築くために、【受け入れ期】に親としてできるだけ多くの情報を収集することが効果的だと前の章で説明しました。

では学ぶべき情報とは、一体どのようなものがあるのでしょうか?

ここでは3つ紹介します。

同じような体験をしている子供達について勉強する

同じような体験をしている子供達について勉強する
まずは同じような境遇にいる(もしくは過去に経験したことがある)人からのお話をたくさん聴くことが大切です。

まだ外に向けて行動する気力がわかない時期であれば、ネットで不登校関連のブログを閲覧したり、書店で関連する本を探してくるのも良いでしょう。

特におすすめでぜひ読んでいただきたいのが、「不登校新聞」です。

全国不登校新聞社が発行している日本で唯一の不登校の専門誌です。

定期購読をすることもできますし、ピックアップした記事はネットで検索することもできます。

外出する機会があれば、積極的に不登校のセミナーに参加するとよいでしょう。

同じ悩みを抱えた家族とコミュニケーションを取ることで、共感したり多くのヒントをもらうことができます。

児童心理について勉強する

児童心理について勉強する
子供の不登校の原因が身体的理由によるものではない場合、子供の心理についての知識を収集することもとても勉強になります。

実は不登校の子供の多くは、「これ!」という決定的な原因がない割合が高いんです。

「なぜだか学校に行こうとすると不安になる」

「行きたい気持ちはあるけれど行けない」

というふうに、子供自身も自分の気持ちがわからない事例がほとんど

このような時はスクールカウンセラーや、精神科の先生に相談するのも一つの方法ですが、ネットや書籍から自分の子供の気質に似た心理的症例を探すのも有効的です。

今では児童心理の研究も進んできていて、昔では説明できなかった「人と違うこと」にも、医学的な説明がつくことも・・・。

これらの症例を知ることで、「自分の子供だけじゃない」という安心感を得ることもできますし、その症例の特徴に合わせた対処方法を子供と一緒に考えることができるようになります。

今後の学習方針について勉強する


子供の気質を受け入れたところで、実際にどのように在宅で社会復帰に向けた準備をしていくのか?を、考えていきましょう。

たとえば学校に行かなくても、通信教育やネット塾などのオンライン教材を使って学ぶことができる時代です。

さらに中学生であれば、高校進学も視野に入れて情報収集していかなくてはいけません。

これら情報収集は、親の力がとても重要になっていきます。

学校から提供してくれる情報はごく一部なので、親が積極的にアンテナを広げて子供に合った勉強方法や進学先の情報を収集していきましょう。

ただ最終的にどのような選択をするかは、子供自身が決めることです。

親が決めたことを子供にやらせているうちは、いつまでも本当の意味での回復を見込むことができません。

「自分で決めたことを、ちゃんとこなせたこと」に、子供の自信は育まれていくからです。

親は、集めた情報を子供に提供するところまでで届けるようにしましょう。

不登校で親子関係は悪化する?親子喧嘩を終わらせるには?

不登校で親子関係は悪化する?親子喧嘩を終わらせるには?
結論から言うと、子供が不登校になると必ず親子関係が悪化する時期は訪れます

むしろこの時期にどれだけ子供とぶつかり合うことができるか?が、後の回復期に大きな影響を及ぼすのです。

親も人間です。

そして子供は、親の人間らしさを知りたいとも思っています。

逆に不登校が長引いて本格的な引きこもりになってしまう親の特徴として、「子供の前でいつまでも理想の親像を貫いている」というのがあります。

例えばどんな時も冷静で子供の前では一切取り乱さず、毅然とした態度をとっている親御さんに多いですね。

世間体を気にしている親や、社会的地位が高い家庭に多く見受けられます。

また昨今SNSでは「ときめく生活」を発信している親も多いので、子供が不登校になっても無理にプラスの側面しか見ようとしない親も増えています。

これらの親を目の前にすると子供は、いつまでも自分の本心を語ることはしません。

「どうせ親に言っても、わかってもらえない。」と余計に自分の殻に閉じこもってしまいます。

したがって不登校による親子喧嘩を終わらせるためには、【困惑期】【反発期】に大きな喧嘩をしておくことが大切です。

一度お互いの膿を出し切ると言った感じでしょうか。

『ぶつかり合ったからこそ心を許せる』親子関係を再構築することができます。

ただし前の章でも触れましたが、必要以上に「お母さんのせいね」と自己犠牲感を出したり、「不登校なんて恥ずかしい!」と言った表現で子供を傷つけることは避けるようにしてください。

不登校になった子供。親子の会話を取り戻すには?


子供が不登校になった時、なかなか親子の会話を取り戻すことは難しいです。

しかし、親子の会話を取り戻すのに一番良いタイミングは、【停滞期】です。

【停滞期】とは、不登校になってから数ヶ月が経ち、親も「なんだかもう疲れちゃった・・・」と思い始める時期です。

この時期に子供と一緒に、

「疲れちゃったね」

「美味しいものでも食べに行こうか」

「今日お母さん仕事サボっちゃおうかな」

と歩み寄れる親は、子供の心を解凍するきっかけをつかむことができます。

親の方からグイグイと距離を縮めようとし過ぎると、かえって子供は反発してしまうものです。

大切なのは親自身の無防備な姿を見せること。

それが難しい人は、意識して過去の自分の失敗談などを子供に聞かせるのもいいかもしれません。

たとえば、

「お父さんも思春期には悩んでたんだ」

「お母さんもおばあちゃんに反発してた時があったんだ」

と知ることで、子供の親に対する見方が変わることがあります。

不登校と向き合うためには、親子でカウンセリングを受けるべきなのか?


不登校の初期段階に、親子でカウンセリングを受けることはとてもおすすめです。

今はほとんどの学校で契約しているカウンセラーの先生がいるので、積極的に面談の予約を入れるようにしてください。

また、どうしても子供がカウンセリングに積極的ではない場合は、無理して連れ出すことはせずに親だけでもカウンセリングを受けることをおすすめします。

カウンセラーは児童心理のプロです。

様々な症例の情報も持っていますし、不登校支援の関連機関とのパイプ役にもなってくれます。

さらにカウンセリングは定期的に継続して受けることが大切です。

なぜなら【反発期】【受け入れ期】では、同じ話を聞いても親の受け入れ方に違いがあるからです。

ぜひ「一度受けたからもういい」「あのカウンセラーとは相性が合わない」と片付けてしまうのではなく、たとえ子供の状況に進捗が見られなかったとしても、時間を置いて定期的にカウンセリングを受けることで何かしらの気づきを得ることができます

まとめ

子供が不登校になった時の、親子の絆の取り戻し方について紹介してきました。

絆はもちろん目に見えないものです。

だからこそ「これ!」という正しい形が無いのではないのでしょうか。

親子の数だけ絆の形も様々です。

昨今では「絆ストレス」という言葉も生まれています。
(気になる人は香山リカさんの書籍を参考にしてみてください)

また親子とはいえ、性格や価値観に違いがあるのは当たり前です。

親子の絆を取り戻すには、親の価値観を子供に押し付けたり刷り込むのではなく、お互いの価値観を尊重し合えるように話し合いを重ねていくことが大切です。

ぜひ親は子供に、「自分が同じ歳の時はどんなことで悩んでいたのか?」について話して聞かせてあげてください。

親も人間なんだなと気づいてもらえた時に、子供はやっと閉ざした心を開いてくれるようになります。

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