親ができる不登校支援。定義を学び、向き合うための6ステップ

不登校の悩み解決

子供が不登校になると、親としてどのように振る舞えば良いのか迷うときがあります。

それもそのはず。

それまでの人生で「子供が学校に行かなくなること」について考えたことがある人はほとんどいないはずです。

最初のうちは「どうしてうちの子が?」と動揺する親御さんも多いと思いますが、時間が経つにつれ、子供が不登校であるという事実を受け入れていかないといけません。

そしてその過程で、不登校の親として勉強しなくてはいけない様々な問題と向き合っていく事になるでしょう。

そこでこの記事では、「子供が不登校になった時に親として何について調べていけば良いのか?」を、実際に不登校の経験を持つ先輩ママたちの体験談を元に、知っておきべき順番で紹介していきたいと思います。

ステップ1:子供が不登校になったら~身体的要因について知っていこう!

ステップ1:子供が不登校になったら~身体的要因について知っていこう!
子供が不登校になった時にまず真っ先に調べて欲しいことが、身体的疾患がないか?についてです。

たとえば、子供は学校に行きたくない理由を

「お腹が痛い」

「ふらふらする」

「朝起きれない」

「トイレが近い」

というふうに、身体的理由に結びつけて訴えてくることがあります。

このような時に、「行きたくないからって仮病を使って!」と親が決めつけては絶対にいけません。

まずは子供が訴える身体的症状をしっかりと受け止め、内科を受診するようにしてください。

もしも最初に受診した内科で特に問題がないと判断されても、子供に同様の症状が続くようであれば別の病院にセカンドオピニオンを受けるようにしましょう。

身体的要因による不登校の代表例

身体的要因による不登校の代表例
身体的要因による不登校は、大人の病気の数と同じぐらい子供にも当てはまります。

たとえば、

  • 「お腹が痛い」「胃がムカムカする」→消化器系の疾患
  • 「トイレが近い」「残尿感がある」→膀胱炎
  • 「めまいがする」「足がムズムズする」→貧血
  • 「朝起きれない」「夜眠れない」→起立性障害

などが当てはまります。

これらの症状は適切な薬を服用したり、食事内容や生活習慣を改善することで回復に向かうことがあります。

また小学校高学年から中学生にかけての女子児童には、初潮によるホルモンバランスの崩れが、「何をしていても気分がすぐれない」という倦怠感に直結していることもあります。

ほかにも、「集中力が続かない」「周りと上手にコミュニケーションが取れない」「得意不得意がはっきり分かれている」などで、学校生活に馴染めない児童は発達障害も視野に入れて専門機関を受診する必要があります。

身体的要因を無視するデメリット

本当は身体的な疾患があるのにも関わらず、不登校を「心の問題」として片付けてしまうことは、後々子供に大きな影響を与えてしまいます。

身体的要因は、正しい治療や投薬をすることで完治していきます。

また同じような生活を送っていても、体質によってお腹を壊しやすかったり、体調がすぐれないことが多い子供がいることも理解しなくてはいけません。

これらの要因を無視して子供に登校するように促すことは、かえって子供の回復を遅らせてしまうどころか、さらに大きな病気を招いてしまう危険もあります。

この章のポイント

身体的要因は、早期発見ほど子供の社会復帰を早めてくれます。

身体と心はつながっています。

子供が不登校になったら、まずは身体的要因が隠れていないか専門機関を受診して調べるようにしましょう。

ステップ2:子供が不登校になったら~心因的症例について知っていこう!

ステップ2:子供が不登校になったら~心因的症例について知っていこう!
子供が不登校になって、身体的要因がないことがはっきりしたら、今度は心因的症例についてどのようなものがあるか勉強していきましょう。

場合によっては内科を受診した時に、心療内科や精神科を紹介してくれる時もあります。

「自分の子供が心の病?」と動揺してしまう親御さんもいるかもしれませんが、心療内科は「心の風邪」を治してくれるところです。

最近では子供専用のクリニックも増えてきました。

このように専門医を受診したり、書籍やネットで自分の子供と当てはまる気質について勉強する事で、どのように接していけば回復に向かっていくのか知ることができます。

心因性による不登校の代表例

昨今は、様々な気質が引き起こす症例についての研究が進んできています。

たとえば、片付けることが苦手な大人に「ADHD」という言葉があるように、自分の「生きにくさ」をいろんな症例に当てはめて腑に落とすことができます。

不登校に当てはめると、

  • 「学校に行こうとするとドキドキする」「いつもと違う行事があると憂鬱になる」→全般性不安障害
  • 「友達がイライラしてると落ち着かない」「自分のせいで周りは迷惑していると思いがち」→エンパス
  • 「誰かが怒られるのを見ていられない」「音や光に過剰に反応する」→HSC

などがあります。

これらの症例は身体的要因と違って、完治するような治療はありません。

専門家のカウンセリングを受けることで、自分の思考を変えていく訓練を行っていくか、「症状が出たらこうすれば落ち着く」という自分なりの対処方法を見つけていくことが大切です。

そのためにはその道の専門家に診てもらうことが一番ですが、同じような気質を克服している先輩に話を聞くことも大きな自信になるでしょう。

ブログで自分の症例を紹介している人もたくさんいるので、その人たちとコミュニケーションを取ったり、同じ気質の人だけが集まるサークルに参加するのも一つの方法です。

心的要因で絶対にしてはいけないこと

心的要因で絶対にしてはいけないこと
なぜ子供が不登校になった時に心的要因について勉強しなくてはいけないかと言うと、間違った知識や思い込みが子供を苦しめてしまうことがあるからです。

特に昔の世代の人には、不登校の子供に対して根性論でぶつかってくる人がいます。

「甘えているだけだ」「怠け」などと言ってくる人たちです。

また親自身に不登校の経験がなく、順調な人生を歩んできた人ほど子供の心理的要因について不勉強のまま進んでしまう人が多いです。

心的要因には、ちゃんとそれぞれの気質に合わせた対処方法が用意されています。

子供に正しい接し方をすることで自己肯定感を育む、生きづらさを1日でも早く軽減させてあげることができます。

この章のポイント!
子供の気質についての書籍やネット記事について調べ、チェック項目が多く当てはまる症例について勉強していきましょう。

同じような症状で悩んでいる人がいることに安心すると共に、その気質にあった解決方法を知ることができます。

ステップ3:子供が不登校になったら~相談機関や支援場所を知っていこう!

ステップ3:子供が不登校になったら~相談機関や支援場所を知っていこう!
ステップ1と2で子供のタイプが分かったら、それぞれにあった支援してくれる相談場所や窓口について勉強していきましょう。

相談場所として必須なのは、まずは学校の担任の先生です。

学校によっては担任外で専門の先生を配置しているところもあります。

またカウンセラーが在籍している学校では、スクールカウンセラーを通じて様々な関係機関を紹介してくれることもあります。

そのためにはまずは親が積極的に子供の状況を開示して、学校と密なコミュニケーションを図っていくことが大切です。

学校以外の相談機関

子供について相談できる場所は学校だけではありません。

ざっと挙げるだけでも以下のような相談窓口があります。

  • スクールカウンセラー~学校によって常駐している所もあれば、決まった曜日に来校して予約が必要な学校もあります。
  • 自治体のこども課~自治体によって名称が異なりますが、区役所などに設置されている子育て専用の相談窓口です。教育委員会とも連携しているため、公的に利用できる支援窓口について紹介してくれます。
  • 教育相談窓口~不登校の生徒の受け皿になっている公的な相談窓口です。自治体ごとに設置が義務付けられていて、地域ごとに不登校の子供が登校できるような教室を設けています。利用するには教頭や校長を通して手続きをする必要があります。
  • 心療内科~未成年専用に受け付けている病院があります。必要であれば投薬治療なども併用しながら、子供の社会復帰を後押ししてくれます。
  • 民間の不登校支援団体~不登校の生徒の受け入れや、登校をサポートする民間の団体が増えてきています。有料ではありますが、同じような境遇の家庭とつながりを持つことができるため、親にとっても励みになる支援場所です。誰かの紹介やネットなどで情報を収集すると良いでしょう。
  • フリースクール~復学することが難しいと判断した場合は、民間のフリースクールを登校先に変更することも視野に入れましょう。フリースクールはその道の専門の先生が在籍しています。引きこもりを防ぎ、成人に向けて社会復帰を目指す訓練を行うことができる場所です。
この章のポイント!
不登校の子供の居場所についてたくさん調べることで、家庭の中だけで子供の不登校と向き合うことから視野を広げることができます。

まずは無料で利用することができる公的機関を、そして子供の気質に合わせて民間の相談窓口についても調べるようにしましょう。

場合によっては親の仕事に影響が出てくることもあるでしょう。

会社の休業制度や、母子家庭であれば生活保護についても知っておくと、選択肢を増やすことができます。

ステップ4:子供が不登校になったら~義務教育の出席扱いについて知っていこう!

ステップ4:子供が不登校になったら~義務教育の出席扱いについて知っていこう!
不登校が長期にわたる場合は、義務教育の出席扱いについても勉強しておく必要があります。

というのも、学校に通っていなくても出席扱いになる制度が現在の日本にはあるからです。

これは令和元年10月25日に文部科学省から正式に発表されている書面ではありますが、学校側から情報を提供してくれることはめったにありません。

知らないままで進級していくと、高校受験を間近に控えた時に「進学を諦めなくてはいけないのか・・・」と焦ってしまうこともあるでしょう。

子供の将来をあきらめる親はいないですよね

このような事態を避けるためにも、最新の教育委員会の方針について敏感になっておくことが大切です。

不登校でも出席扱いにできる方法

不登校でも出席扱いと認定してくれるためには、以下の要件を満たしていることが条件です。

  • 在宅で義務教育課程の勉強を行える環境が整っている
  • 在宅学習の進捗状況を定期的に学校に報告している
  • 定期的に児童本人と担当の先生との面談が行われている
  • 一連の進捗状況について学校長が把握している

ここでいう学校以外の学習環境とは、義務教育過程に準じているものであれば、家庭教師・集団塾・個別指導塾・通信教育・ネット塾・フリースクールなど多岐にわたります。

最終的に出席扱いと判断するのは、本来通うべき学校の学校長と定められています。

この章のポイント!
最新の文部科学省の見解は、「学校以外でも学習環境が整っていれば、出席扱いとみなす」に変わっています。

子供の意思に合わせた学習環境が整えば、復学するまでの間を出席扱いとみなしてくれるよう、学校側にその意向を伝えるようにしましょう。

スタップ5:子供が不登校になったら~家での学習方法を知っていこう!

スタップ5:子供が不登校になったら~家での学習方法を知っていこう!
出席扱いを申請するかどうかは別にしても、子供の不登校が長期化すると学習の遅れをどのように取り戻していくかは重要な課題です。

そこで在宅での学習方法について、どのようなものがあるか勉強しておくことも親にとって重要な役目です。

不登校児に対して協力的な学校であれば、学校が用意した教材を使って在宅での勉強をサポートしてくれる所もあります。

教育相談窓口がその役目を果たしてくれるケースもあります。

とはいえ、集団行動や決まった時間にどこかに出向くことが苦手な児童にとっては、塾やフリースクールで学ぶことも大きなハードルです。

そこでおすすめなのが次に紹介するネット塾です。

ネット塾とは?

ネット塾とは?
ネット塾とは、インターネットを通じて専用の教材を使って学習を行う方法です。

動画配信などで、有名講師の講座を受講することができます。

さらにネット塾によっては、専任のコーチとマンツーマンでチャットをしながら、自分に合った指導方法をアドバイスしてくれるサービスもあります。

このネット塾で有名なサービスには、『スタディサプリ』『e点ネット塾』などです。

ほかには、不登校の生徒向けに特化したネット塾の代表として『すらら』が有名です。

【すらら】不登校に特化したネット塾

【すらら】不登校に特化したネット塾
すららは、無学年方式で自分のペースに合わせて学習できるネット塾です。

国語・算数・英語の3教科に対応していて、苦手な単元を何年も遡って勉強する事ができます。

すららが優れている点は、不登校の生徒の特性に合わせた学習サポートが充実していることです。

現役の学習塾の先生が一人一人の家庭に合わせて、生徒だけではなく保護者のサポートも行なってくれます。

またすららは、子供を飽きさせない工夫が施されています。

ほかにも、子供の学力に合わせたカリキュラムを自動で案内してくれるので「どこから勉強すればいいのかわからない?」と迷子にならず安心して学べる。

さらに、アニメーションや声優さんによる聞き取りやすい授業で、子供のやる気を持続させてくれる効果もあります。

このように子供の特性に合わせた成績向上プログラムは、数あるネット塾の中でもとても珍しいことです。

無料で学習体験を行うコースもあるので、気になる人はぜひ資料請求から行ってみてください。

この章のポイント!
子供の気質や生活サイクルに合わせた学習方法について調べておくと、学習の遅れを心配することがありませんん。

また数年のブランクがあった生徒にも、遡って苦手科目を勉強できるネット塾があるので、口コミを参考にしながら資料請求を行うようにしましょう。

ステップ6:子供が不登校になったら~卒業後の進学先について知っていこう!

ステップ6:子供が不登校になったら~卒業後の進学先について知っていこう!
特に中学期に不登校になっている家庭では、中学卒業後の進路について悩まれている方も多いと思います。

「義務教育までは色々免除してもらえたことも、高校進学後には留年の可能性も出てきてしまうのでは?」と、不安になってしまいますよね。

しかしこれもまた、進学先に対する情報量が少ないゆえの誤解です。

現在は様々なスタイルの学校があることを知ることで、一気に世界が広がって見えてきます。

たとえば、通信制高校もその一つです。

通信制高校と言っても、自由に授業を組み合わせることができるため、慣れるまでは在宅での学習を多めにして、生活のリズムが整い始めた頃から校舎に通う日数を増やしていくこともできます。

また通信制高校に通いながら、大学進学や海外留学を行う生徒、今人気の声優やアニメクリエイターに進む生徒もとても多いです。

もちろん専門学校への入学や、就職のフォローもしっかりしてくれるので、普通高校に通うよりもより自分のやりたい道を明確にできる生徒が多いのも特徴です。

進学先の情報の集め方

最近だと堀江貴文さんが開校に携わった「ゼロ高等学院」も大きな話題になりましたね。

また年齢制限関係なく、誰もが学ぶことができるスタイルの高校も全国で増えてきています。

このような全国にある素晴らしい学校の情報は、普通の中学校ではなかなか教えてもらえません。

情報へのアンテナを広げて、住んでいる地域にとらわれず色々と調べていく中で子供の気質に合った学校に巡り会えるものです。

そしてこのような情報を出来るだけ多く集めて子供に提供するところまでが、親ができることです。

そこから先は子供自身が決めて選ぶことです。

進路に関しては、絶対に親が決めてはいけません!

ぜひ情報弱者にならないように、子供の将来の選択肢を増やすお手伝いをしていくようにしましょう。

この章のポイント!
通信制高校や専門学校など、義務教育を終えた後の選択肢は昔よりも増えています。

親自身が自分が歩んできた道が全てだと思わずに、「これからの学び方」「これからの働き方」について価値観を変えていくことが大切です。

まとめ

子供が不登校になった時に、親として勉強するべき6つのことについて紹介してきました。

今回は優先順位を考えて紹介しました。

もちろん子どもが不登校になりたての時は、色々と葛藤する気持ちがあることでしょう。

「すぐにこれらのことを勉強しなくてはいけない!」というわけではありません。

まずは子供の気持ちが落ち着くまで、そして何よりも子供を支える親御さんの気持ちの整理がつくまでは、どうか焦らずにじっくりと揺れる感情と付き合うようにしてください。

いっぱい泣いていっぱい愚痴って、かまわないのです。

そうすることから不登校は始まります。

そのためにもできるだけたくさんの味方をまわりに作ってください。

どうか家族だけで子供の不登校と向き合わないでください。

不登校を経験した親御さんたちが口を揃えて言うことは、「子供が不登校になってくれたおかげで、知ることができたことがいっぱいある。」ということです。

知った先には必ず未来があります。

そして自分が知り得たことを他の誰かに伝えていくことで、また次の世代の不登校の子供達へのバトンをつないでいくことができますね。

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